投稿日時 2018-05-03 09:24:40 投稿者 菅康 このユーザのマイページへ お気に入りユーザ登録 |
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小説家になろうにて『白物魔家電 楓(かえで)』を連載中。 ある日訪れた突然の訪問者は、謎の美少女だった。 その後、出会う不思議な能力を持つ魔女の様々な出来事を通じて、主人公が変わっていきます。 https://ncode.syosetu.com/n2743dq/ 現在改稿中。 書き描けですが、エピソードをここに置いちゃいます。えへへ。 お時間があればお立ち寄りください。ちなみに改稿時期は未定です。あしからず。 白物魔家電楓(かえで)序 消えた女子と謎の少女エピソード 01 長く、短かった夏休みを無為に過ごして、迎えた登校日。 この日は体育館での始業式と、教室に戻ってからの連絡事項。 それに課題の提出が終われば、帰宅するだけの一日。 高校二年生の通常授業は明日から始まり、普段通り日常が始まるはずだった。 だけど、それは……今日を境に大きく変わる。 それは俺自身が望む、望まぬに関わらず、だ…… 暦は八月末。 夏の陽射しが容赦なく教室内の気温を上げ続ける。もちろんクーラーなどの設備はない。 対策は天井に取り付けられた扇風機が、悲しくも僅わずかな気流を室内に起こす。 それと、窓や出入り口の扉を全開する以外に取れる選択肢はなかった。 額に珠のような汗を滲ませたクラスメイトが並ぶ。そんな中。 体育館での始業式を終えてから、教室に入った俺はある異変に気づく。 それは長い休みが開けると、クラスメイトの外見が変貌していることがあるだろう。 そう、例えば斜め前に座る男子生徒は真っ黒に日焼けをして、リーゼントヘアーになっていた。 また斜め前に座る女子生徒は、髪の色が明るくオレンジに変わり、鳥の巣のような髪型に変化。 化粧も濃紺のアイシャドーに、真紅のルージュ。と、まあ濃くなっている。 どのような心境の変化で、ああなったのか興味深い。 ただ、このぐらい許容範囲であると言える。 見た目が多少変わっても、それが本・人・そのものだからだ。 普段は騒がしいはずの空間きょうしつ内ないが、静寂に包まれ、誰一人として言葉を発しない。 息づかいさえ潜めている。 初め理由が全くわからなかったが、隣の席に座る女生徒を見ることで理解した。 あまりクラスメイトと関わることが少ない俺は、記憶はあやふやだったけど、 ……うん、これだけは言える。 隣の席に座る女子生徒が、本来のクラスメイトではなく、全くの別人に入れ替わっていたのだった。 *****と、まあこんな感じにする予定です。 |
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